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(無題)

 投稿者:SHUZO  投稿日:2009年 7月14日(火)01時47分7秒
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  必殺、これからも続いて欲しいですね。
さて出演者ですが、僕個人としては全く不満はありませんでした。ジャニーズで固めた事でいろいろ言われたみたいですが、みんな味があって良かったと思います。脚本に関しては、、全話観ているわけではないのでなんですが、まあ全体的に非常に出来が悪かったと思いますね。その時々の世相を映し出すのも過去の必殺からやっていたことですが、その時々に斬新さを求めていたのも必殺です。そういう観点からみれば『定額給付金』とかその当時の流行りの表面だけを額面通りに分かりやすくパロディするやり方は古いにも程がある。80年代、またはそれ以前の必殺で顕著に試みられていたものをなぞるとは…あんまりやって欲しく無かったですね。そういう流行っているキーワードを全面に押し出すよりどうせ過去リスペクトなら70年代の必殺にまでさかのぼって、そのことによって残酷な運命を背負わされる人々のドラマをもっとエッジに切り取るというか、そういうのが見たかった。そしてやはりストーリーテリングの下手さ。世の中には残酷な事があって、やはり解決するのは仕事人しかないよね…となるストーリーが理想ですが、今回のシリーズの90%は仕事人の活躍を描く為(引き立てる為)に悪人や悪事がお膳立てされていた印象が有りますね。もちろん仕事人もヒーロー物の一環ですから作り方としてはそれが当然です。悪事をでっち上げなければいけません。しかしそれが完成作品にまで透けて見えたのでは未熟としか…悪事を働いている方にも生活の上での理由があって…みたいな描き込みが足らなかったのかも知れません。そんな本作品でも『鬼の末路』という奇跡的に素晴らしい脚本が有りました。これは今回シリーズをやった中でもすごい収穫だったと思います。この作品が出来ただけでも本シリーズをやった価値はあったかもしれません。始末する側もされる側もみんな理由のある等身大の人間で、初期必殺の緻密さを継承している感じがしました。しかしそれを書いた寺田氏でさえ他の作品は…最終回も、せっかく拷問執行人に火野正平という酷薄なキャラを醸し出す俳優を連れて来たのに、涼次は死ぬわけでもなく、廃人や不具者になるわけでもない…いや別に廃人になってほしいわけではないですが(^∀^)やはり『世は事も無し』風の終わり方にするなら『捕まって拷問』というシチュエーションを安易に使ったのはマイナスですね。『火野正平、雰囲気のわりには拷問、ヌルイんだね。』という印象になっちゃいましたから。そして涼次を気遣ってる風にもかかわらずなかなか踏み込まない仕事人達にも違和感ありまくりでした。
しかし藤田まこと演じる中村主水が久しぶりに見られたのはもちろん嬉しかったし石原監督を初めとする撮影チームの美しい映像は毎回ため息ものでした。今度は脚本にもっと時間をかけてのぞめば(寺田氏も彼なりの仕事人観、哲学をもっと煮詰められそうな気がしますし)いい方向へ行きそうな気がするし、とにかく継続して欲しいですね。
 
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